ブォンジョルノこんにちは!
いや!今日はニーハオこんにちは!
リッコです。
昨日まで東京門前仲町店におりました。
月に1度、行っています。
東京店製造室を預かってくれているスタッフがおりまして、
僕が東京に行くたびに
「こんな食材で和とジェラートの融合をさせたい」
「こんな試作してみました」
などの提案や、時には「既成事実」をくれる心強い仲間です。
毎回、日本の四季を取り入れたメニュー開発が出来ているのは彼のおかげです。
最近門仲店で出ている商品だと、「ネバリスター(山芋)」とか「桜と白あん」とか。
愛媛県の「カラマンダリン」などもそうですね。
そんな彼を連れて
コラボさせて頂いている大先輩(姐さんと呼びたい)
五十嵐美幸さんのお店へ勉強させてもらいに行ってきました。
幡ヶ谷「美虎」さんです。
現在、完全会員制で日にちを搾って営業されているようです。
たまたま予約が取れてしかも五十嵐さんの目の前という特等席でお食事をいただきながら
お話を聞かせて頂きました。
(佐々木社長!ありがとうございます!)
熱海美虎さんにてリッコとコラボしてくださった
静岡のみかんと宮古島のマンゴーを合わせたココナッツソルベ
たいへんご好評をいただいております。
(熱海美虎さんでの販売です。弊社では販売できませんので皆さん熱海へGO!!)
ありがとうございます!
これは去年、五十嵐さんから「静岡のみかん」で作った甘酢でコラボしたい
という大変ありがたいお題をいただきまして
おでこや脇やいろんなところに必死で汗をかきながら考えたのです。
中華なのだから
〇杏仁豆腐風のジェラート
〇さんぴん茶のソルベ
〇マンゴーとみかん酢のソルベ
〇ココナッツのソルベ
などそれぞれの組み合わせでいろんな味を試してみた結果
ココナッツを採用していただけました。
とても緊張したし、すごく嬉しかったのを思い出します。
この時の開発をきっかけに
現在、さんぴん茶のジェラートやさんぴんほうじ茶、杏仁豆腐のジェラートが出来ました。
当時は杏仁豆腐「風」だったのですが今は杏仁豆腐になったと思います。
こちらは改めてご紹介させていただきますね。
せっかくなので美虎さんの感動したお料理をひとつ。
ピンというクレープのようなものに
エビを湯葉で挟み揚げたもの
様々な葉っぱ
エスニックなソース
というお魚料理。
袋ごと手に取ってかぶりつくというもの。
屋台の味わいのようで、この完成度が素晴らしかった。
他のお料理もホント素晴らしかったのですけど、この料理は食べてて涙が出てきました。
口からは「五十嵐さん一体、何次元の世界に生きてるんですか?」と出てきました。
笑ってらっしゃいましたけど、次元が違う。
というのは
エビを湯葉で包む。揚げる。食感や食べ応えが、バッチリ決まるのはもちろん
さらに、湯葉で水分を補い(クルっと巻いてる葉っぱの水気はむしろ完ぺきに取られているのです)
食べ進めるときの滑らかさまで計算されている。
文章にすると、とても稚拙で恥ずかしいのですが
美味しいものは立体的で、展開力があり、それだけじゃなくてさらにその先がある。
その先を始めて感じてしまいました。今はまだ言葉にできません。
が、次の次元があった。あの日の幡ヶ谷には!
リッコのジェラートもそこまでたどり着けるように
日々精進しようと思いました。
また、「何でも聞いて!」と、ジェラートの開発で行き詰っている事や
モノづくりの精神などたくさん質問させていただき、すべてにはっきりとお答えいただき
僕が席を外したときは東京店スタッフにもいろいろご教示くださりました。
五十嵐シェフ、美虎のみなさま、佐々木社長、終始笑顔でお迎えくださり、本当にありがとうございました。
今日のトップ画像は
美虎さんでいただいた
ハイビスカスのドリンク。
新しいお題もいただいて
また汗をかかせていただけることにも感謝です。