こんにちは!リッコです。
昨日、愛育農園さんに行ってきました
愛育農園さんは、とても自然な農法でハーブを育てていらっしゃる素敵なご夫婦です。
僕が宮古島に移住を決めた、とても大きなきっかけの一つでもあります。
12,3年前、『その土地の美味しいものをジェラートにするお店をやりたい』
と日本中を旅していた時、宮古島に立ち寄って「美味しいバルがある」と聞き、食べに行ったとき
料理はもちろん、ハーブや野菜がとてもおいしくて、感動しました。
『こんなに美味しいハーブや野菜を扱わせていただきたい』
と、強く思ったのを思い出します。
その野菜たちを育てていらしたのが、愛育農園さん。
昨日はスタッフを連れてご挨拶と畑見学をさせて頂きました。
画像は、その時に撮った、タイムです。
若くてとてもやわらかい葉っぱでした。香りがスーッとして、白身魚やお肉、トマトやナスなど、なんにでも合います。
古代ローマでは、素敵な男性のことを女性たちは誉め言葉として
「あの人タイムの香りがする」
なんて言ってたらしいですよ。
しかし、愛育農園さんは残念なことに引退をされるそうです。
「これからは自分たちの自給自足のために育てるだけ。」
とおっしゃっていました。
リッコのミントやバジル、ローズマリーのジェラートは愛育農園さんを頼っていたので非常に残念です。
(他にも美味しいハーブを育ててくださる農家さんもいらっしゃるので、今後も作っていきますよ)
桑の実というブラックベリーのような果実や、ルッコラ、タイム、イタリアンパセリ,オレガノ、マジョラム、、、
など料理する身からすると宝物のようなハーブたちが
畑の他の草にまみれながら、生えています。ほかの草たちのことを、お二人は雑草とは呼びません。「必要だからそこにある」みたいに考えておられるのかな。
「変な草」って呼ぶときはあるけど。
香りが長続きして、でも優しくて。なんでこんなに美味しいんですか?
て聞くと、『余計な手をかけない』
ことが、とても大切なポイントだとおっしゃいます。
ケラケラ明るく、いつも笑って素敵な方です。
奥様とも、いつも仲良し。
『このおばちゃん』なんて、奥様のことを言いながら、いつも二人一緒。
奥様もいつも笑って、幸せそうにしてらして。
また、遊びに行かせてもらいたいです。
宮古島の他の農家さんも、自然農法でやってらっしゃる方がとても多いので、ゆっくり紹介させてもらいますね。
永い間、宮古島の多くの名店のハーブを支えて来られた愛育農園さん。
お疲れ様でした。
「休業する店舗が多いこの時期なら、身を引いても迷惑が最小限だろう」
と、考えられたのだと思います(勝手な想像です)
あの人、ホントにタイムの香りがする。