siamo umani (イタリア語で、人間だもの)

こんにちは。リッコです。

昨日は、「ちょっと失礼なことを書いちゃったかな?」

なんて考えていました。

お客様は神様だとは思わない

なんてこと。

 

いつもめちゃくちゃ感謝してます。

スタッフ含めて、未熟なことがたくさんあって、お叱りをいただくことも有るとは思いますが

その時はしっかりと叱ってください。甘えてすみませんが、よろしくお願いします。

 

そのうえでね、人間て良いなぁ。生かされてるなぁ。

と思うことはたくさんあります。

過去を振り返ると、当時の先輩や同僚に申し訳なくなるような、

恥ずかしくて頭を掻きむしりたくなるような、こともたくさんあります。。。

 

18年前、僕がイタリアで料理を学ばせていただいたころのお話です。

当時は中田がイタリアで大活躍していたころです。

髪型を真似して、

デキる男のふりをして、

きゃ~っ。もう恥ずかしくてすみません。

あのとき、一緒に働いて色々教えてくださったみなさん、

本当に仕事ができてかっこよくて、いろいろ学ばせていただきました。

16歳で、2つ星のレストランの魚場のシェフ(トップ)を任されていたすごいイタリア人もいましたし、

日本からイタリア語わからないまま腕一本でイタリアに来て、大活躍されていた先輩、

イタリア語も地方料理も完ぺきな(ご本人はまだまだ知りたい、と意欲の塊でしたし、今もそうです、、)先輩など。

 

僕はというと、

完ぺきな仕事を目指しているのに、全然できない未熟者で、

満席のオーダーにうまく対応できなくて、へこんだり自分にイラっとしてしまったり。

そんな時に、イタリア人の上司がこう言いました。

『Siamo umani!』

『私たち、人間なんだから。』

とても優しい声で、表情で。

相田みつをさんの

人間だもの

そのままです。

ミスもするし、それでいいんじゃない?ていう感じでとてもおおらかでした。

パスタ場のディエゴは、

『お客様を待たせたっていいのさ。その分美味しくなるだろ?』

なんてことも言ってました。

さすがに、「すげぇな」とびっくりしましたが。。。

 

いま、世の中はとても大変です

困っていることや、対策として、

主張や提案をすることはとても重要だと思います。

が、

『人間だもの』

という気持ちで、心は穏やかに、頭は冷静にいたいと思います。

人間って、いいなぁ。

今ある苦労も全部、生きていればこそ。感じられるんだもの。

そう思うとなんだかすこし、やさしくなれます。

自分のことも、許していきましょう。

人間だもの。

 

今日は自分を許して

ジェラート2個目食べちゃう?